オフィス内で仕事の出来る人、出来ない人の様子をかいつまんで観察してみますと、パソコンデータの処理にかける時間もそうですが、日々集まる情報整理のうまさに秘訣があるようにも感じます。観察のなかでの仕事の要領の悪い人の特徴としては、情報の整理に時間をかけ過ぎることで、本来の目的を見失ってしまっている時間が多いような気がしているのです。もちろん仕事のノルマを達成させるためには、溢れんばかりの情報を整理し必要なものを必要なところに流通させるような経路をつくらなくてはいけないと思うのですが、実際にパソコン内のファイルの置き場所や分類の仕方が中途判でありますと、必要な情報を必要な時に取り出しずらいというようなことに陥ってしまっているように見えるのです。現に仕事の出来るとされている評価の高い人びとに、欲しい資料を催促いたしますと阿吽の呼吸でデータが送られてくるのですから、情報整理のうまさは効率の良さを引き出してくれているように思えてならないのです。